第1回 賢いお施主様編

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家づくりのアドバイス

第1回 賢いお施主様編

コラムなんて偉そうな感じの事はうまく書けないと思うのですが、家づくりを考えている方の参考になればと、建築業界の情報や、家づくりのアドバイス的な事をお伝えできたらと思い、定期的に書いていこうと思います。
何分、修行中の未熟者が書く個人的な意見が入ってしまうモノなので、突っ込みどころ満載の記事になるかと思います。1つの考え方として、捉えていただければ幸いです。

 

家づくりをされる方には様々な方がいらっしゃいます。建設会社にほとんどお任せにしたり、打合せ不足などから完成後いろいろなトラブルが発生する方もおられると思います。家づくりは、あなたの家族とハウスメーカー、工務店、設計事務所などとの共同作業です。

「この住宅メーカーは有名だから大丈夫」とか「専門家なんだから当然ちゃんとやってくれる」といった考えだけでは、あなたにとって良い家をつくることはむずかしいのです。

現在は、様々な建築工法、構造の家があり、耐震強度偽装問題やシックハウス問題などのように、家造りは専門的なことまで建築主も知っていなければならない時代といえます。

しかし、手に入れた知識に偏ってしまったり、施工側と駆け引きばかり考えていては家づくりにはマイナスになってしまいます。
賢い施主とは、どんなところに注意しておけばよいかを、私の経験や聞いた話等からまとめてみます。

1、イメージを設計者に伝える

設計図を基に家はつくられますから、設計の初期段階から間取りや、部分的なイメージまで自分達の要望を的確に伝え、意思の疎通を図り、家づくりに参加する姿勢が大切です。要望は、予算の事も含めて「こういう家を建てたい」という要望を、明確に建築業者に伝えることが大切です。
要望がより明確で具体的であれば施工側も要望に沿っ た提案をすることで、イメージ通りかそれ以上のより良い提案がでてきます。
この時点で、話の中ででてくる知らない用語は質問し(建築に携わる人間は、一般的にみれば専門用語なのに、普段の仕事のまま常識であるかの様に話す人もいます)、自分の思いが具体的にうまく表現が出来ないような内容は写真を見てもらう等をして相談することも大切です。

2、打合せはメモを残す

打ち合わせ内容はそのつどメモや書類として残しておきましょう。これは施工者側にも言えることですが、打ち合わせの担当が営業マンであれば、設計士、現場監督、施工業者と伝わっていきます。口頭だけでは、話す相手が変わるうちに内容を取り違えられてしまう場合もあります。また、建築用語には一般の認識と違うものなどもありますので注意が必要です。後で、「言った言わない」ということのないようにしましょう。

3、見積りの内容と仕様を確認する

自分の要望を伝えプランがまとまってきたら、見積りです。この見積りは大抵の場合、予算をオーバーしてしまう事が多いでしょう。このような場合、安易に値引き交渉すると手抜きや材料偽装などにつながる場合も考えられます。予算オーバーの原因を確認し、仕様や設計の変更などもどこまで可能か相談して、妥協するところは妥協して金額を抑えるといった考えも必要です。
また、この時の見積り内容が後々、工事変更・仕様変更になった場合の基準になるので、内容が詳細な見積もりが必要です。業者が値引に応じる場合は、安心して金額だけ鵜呑みにするのではなく、工事内容を再度、確認することが大切です。

4、工事はお互いの信頼関係の上で成り立ちます

契約に至るまでの過程で「この業者なら安心」という確証をえたら、その後はその業者を信頼し任せることも大事です。現場を常に疑いの目でみたり、粗探しばかり考えられると、両者にとってつらい家づくりとなってしまいますよ。任された方も、信頼されていると感じれば良い仕事をしようと思うものです。現場が始まったら、積極的に現場に出向いて、現場の職人さん達と挨拶やコミュニケーションを図るようにしましょう。コミュニケーションを図ることで、専門的なことはわからなくても、あなたの家づくりチームのチームワークが良くなり、自然と良い家づくりの方向に向かっていきます。

5、工事中の変更は早めに、まず可能か聞いてみる

家が立体化してくると、紙の上での平面で考えるのとちがって、打ち合わせ時点で気がつかなかったことに気づくことがよくあります。変更や追加工事が出る場合は、早めに意思を伝えください。現場でまだ施工していなくても、材料の発注は先行するのが通常であり、最後の仕上げ材の変更に伴い、その下地(ボードや合板など)も変更が必要になる事もあります。
また、変更や追加は必ず書類化して、そのつど見積額を確認して把握しておきましょう。よく、追加工事金額が自分で想定していた金額よりはるかに多く出て来てトラブルとなることがありますから注意しましょう。

以上が、私の経験上からの賢い建築主になるポイントだと思います。
  
弊社に限らず工務店のなかには、施主が工務店を心から信頼して家づくりに望んで、現場でも上手に職人さんと対応したら当初予定の材料がグレードアップしたり、棚などのサービス工事が増えた例もあるみたいですよ。

あなたも賢い施主として家造りを楽しんでください。

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